であった本についての感想とご紹介です。
読んだ本:脳はなにかと言い訳する
著者:池谷裕二
どんな本か:人は幸せになるようにできていた!?

本を読むきっかけになったできごと
蒸し暑い、ある朝、扇風機の風がからだにあたってめがさめると、いきなり、幼かったころ、両親が海水浴へつれていってくれたことが、昨日のことのようにおもいだされた。

まったく、わすれていて、すくなくとも、20年以上は、おもいだしていなかったにもかかわらず。

この日は、前日から日本列島に、台風9号と10号が、近づいてきていました。
空は、濃い灰色のあつい雲でいっぱいで、西東京も、蒸し暑く、夜は、ねぐるしい。

ベッド上で、ねがえりをうつと、扇風機の風がからだにあたる。
至近距離で、扇風機の風にあたったのが、むかしの記憶をおもいださせたんだな、と思った。

むかしの海水浴の思い出

扇風機の風がからだにあたって、おもいだした風景とは、海の家のこと。

すっかり、水着に着替え、浮き輪に空気も入れて、完全に、スタンバイした姿の自分だった。

その時の、情景とは、みやげやの2階の、大広間に、何台も、扇風機があって、海水浴へきた、お客たちは、着替えたり、休憩したりする。下履きは、ぬいで、上にあがるようになっているため、砂でたたみは、ざらついたりしていなくて、不快ではない、というところも。
1階のおみやげの店で、売っていた、浮き輪や、カラフルな「うみほうずき」が、欲しいなぁと思ったことも。

こういうまるで、映画やyoutubeの動画をみるように、瞬間的に思い浮かぶ。

昭和40年代のころのことだ。
今から思うと、海岸沿いの避暑地の休憩所に、エアコンがないなんて、信じられないけど、当時は、たしか、どこも、そんなかんじだったように思う。

きっと、暑さも、ハンパなかったと思う。
子供だったし、当時は、夏は暑いものだ、と考えていたんだろうな、と。

その蒸し暑さ、熱気のこもった扇風機の風が、40年以上も前のことを思いださせたのかも。

でも、よく思い出すと、おかしいのだ。

今、目の前でみているように、鮮明におもいだしている情景が、「伊豆の海水浴場」だと、直感的に思う。
でも、よく考えてみると、あの海水浴をした海岸は、「伊豆」ではありえない場所だということが、わかっている。

じゃ、どこだったんだろう?
私の記憶は、おかしいんじゃないのか?
まさか、とうとう、ボケがはじまっちゃったんじゃ、ないだろうか?

ベッドで、横になりながら、iPhoneで、検索をはじめた。

「記憶」「人の脳」「あいまい」とキーワード検索

ヤフー知恵袋などに、自分の疑問と似たような人の質問をさがすと、あった。
答えもでている。
それによると、人の記憶は、そのままを覚えていることのほうが、めずらしく、後からの印象にのこっている、記憶とその前の記憶を、合成したりして、かってに書き換えて記憶することもあるらしい、という内容がでていた。

ナルホド。

私の40年前の海水浴の記憶は、きっと、後から見た、写真や、記憶の中で、「うれしかったこと」などを、くっつけたり、あるいは、おもしろくない出来事は、しまいこんだりして、特別な「記憶」となって、思い出したのかもしれないと思う、

まるで、動画を編集するように。

だとしたら、脳はかなりいいかげんだな、と思う。

これだけでは、物足りないので、書籍で、なにかないか検索すると、あった。
アマゾンで、「脳はなにかと言い訳する」という書籍が。

「脳はなにかと言い訳する」を読んでみて

この本は、脳について、あまりかたくるしく書いていないためか、理解するのに、役立ちました。

また、説明が、だれでもわかりやすく、かみ砕いて書かれては、いるけど脳について、専門の学者が行った実験についても、多くの例がエピソードとともに紹介されていて、専門的なぶぶんも、満足度がたかいです。

たとえば、脳は、ストレスと自分で克服することは、可能なのか、可能ではないのか、について論文を発表したことなど、わかりやすく、説明しています。

個人的に、この本をよんで、「考え」が180℃かわってしまう事柄がありました。

「考えあっての行動」と、なんとなく思ってました。

ところが、この本で知ったんですが、脳は、からだの使うところに応じて、発達するんだそううです。

先日も、TVで放映されたあるクイズ番組で、こんなことを話題にしてました。

「新しい」ことを記憶する脳の場所は、海馬といいます。
この海馬が最も発達しているのは、誰でしょう?というクイズがありました。
3択か2択の問題だったかと思います。
詳細は、わすれてしまったんですが、答えは、ロンドンのタクシードライバーだとのこと。

ロンドン市内は、非常に道路が複雑で、記憶するのが、むずかしいんだそう。
そのロンドン市内の道路を、まちがいなく覚えていられるのは、熟練のタクシードライバーだとのこと。

職業上、困難な道路も記憶しなければならないので、熟練したタクシードライバーの海馬は非常に発達しているんだそうですよ。

あと、この書籍にでていたんですが、演奏する音楽家は、楽器を演奏する脳の部分が大きく発達していると。

本からまなんだこと。

「考えが、まとまならいから、何もできない」
のではなくて、「とにかく、からだを、手を足を、指をうごかすことで、才能が発達する」と、いうことでした。

とにかく、行動の根拠はここにあった、と別解がみつかった、すがすがしい体験。